ロシアの情報機関に新たな秘密部隊が設置され、欧州などで欧米各国に対する秘密工作を展開していることが分かった。欧米政府の情報当局者らが明らかにした。特殊任務局として知られているこの部隊は、モスクワ郊外にあるロシア軍の情報機関本部に拠点を置いている。これまで報じられていなかった同部隊の活動には、暗殺未遂や破壊工作、さらに航空機への発火装置設置計画なども含まれるという。同部隊が設置されたことは、ロシアが欧米に対して戦時体制を敷いていることを示していると当局者らは指摘。欧州の情報機関トップ2人や欧米およびロシアの治安当局者らによれば、部隊は欧米各国によるウクライナ支援を背景に2023年に設けられ、ここ数年間で最も大規模な秘密工作に関与してきたベテランらが所属している。
ロシア新スパイ部隊、欧米との「影の戦争」主導
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