米司法省はここ数カ月で、医療保険・管理医療サービス大手ユナイテッドヘルス・グループのメディケア(高齢者・障害者向け公的医療保険)プランの請求慣行を巡って調査に乗り出した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。この新たな民事調査の焦点は、ユナイテッドヘルスの「メディケア・アドバンテージ」プランへの支払額を膨らませるような診断記録の慣行だ。同社傘下の医師グループの業務慣行も調査対象になっている。昨年、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は一連の記事で、メディケアがユナイテッドヘルスに対し、疑わしい診断に基づいて巨額の資金を払い込んだと報じた。司法省の弁護団は記事で名指しされた医療提供者に事情聴取。直近では1月31日に聞き取り調査を行った。
米司法省がユナイテッドヘルスを調査 メディケア請求慣行巡り
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