米国とウクライナは、米国に貴重な鉱物資源の権益を譲渡する方向で合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明かしたもので、この合意はドナルド・トランプ政権がロシアの侵攻に対抗する軍事支援の見返りとして求めていたものだ。ウクライナは今週、こうした合意への署名を拒否していた。これによりトランプ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の間でつばぜり合いが繰り広げられ、米国とウクライナの関係が壊れるのではないかという懸念が生じていた。合意が近いことを示唆するかのように、ゼレンスキー氏は21日夜に公表した動画演説で、米国とウクライナの交渉チームが合意案の作成に取り組んでいると述べた。