ドイツ国民は23日、欧州が山積する経済的課題や高まる地政学的孤立にどう対応するかを決定づける重要な選挙の投票に臨む。ドイツ連邦議会(下院)選挙に勝利し、次期政権を率いる者が誰であれ、3年連続マイナス成長の可能性もある国内経済の立て直しや、国を二分している移民危機の解決、欧州が危険な分岐点に立つ中でその発言力を高める取り組みが目の前の課題となる。ドナルド・トランプ米大統領は欧州連合(EU)に対する関税発動をちらつかせ、ロシアの攻撃性が強まる中でも、欧州における米軍のプレゼンスを低下させる可能性をほのめかしている。JD・バンス米副大統領は、ドイツ主要政党が極右を排斥することで言論の自由を抑圧していると非難する。
ドイツ総選挙、欧州リーダーシップの空白埋める第一歩
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