メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は6日、ドナルド・トランプ米大統領との同日の電話会談を振り返り、国境警備におけるメキシコの成果を強調したことを明らかにした。メキシコ政府が国境警備に兵士1万人を配備し、米国に向かう車両の取り締まりを強化した結果、2月の米国での合成麻薬「フェンタニル」の押収量は前月比40%余り減少したと、トランプ氏に伝えたとした。シェインバウム氏は「われわれは成果を出していると彼に伝えた」と述べた。「だが、あなた方が関税を発動した今、メキシコに損害をもたらすものとどのように協力を続けて行くのか」とトランプ氏に尋ねた、と語った。シェインバウム氏との会談後、トランプ氏はメキシコからの輸入品に課す関税を一部猶予すると表明した。