「レシピ通りに作ったのに、なんだかおいしくない……」そんな経験はありませんか? それは、レシピをシンプルに見せるために、「料理上手なら感覚でわかる」と省かれた大切なポイントがあるからかもしれません。書籍『レシピ未満のおいしい食べ方』では、これまでのレシピ本には書かれなかった、「料理をおいしくするためのコツ」やポイントをわかりやすく解説。さらに、ひとつの食材で作れる料理、火を使わずにできるもの、直感的に作れるシンプルな調理法など、「レシピと呼ぶには簡単すぎる」食べ方を通じて、一生モノの「料理の秘訣」が身につきます。今回は卵のお気に入りの食べる方を紹介します。(監修/料理研究家・管理栄養士 藤井恵)

レシピ未満の卵の食べ方

【藤井恵さんが教える!】レシピ本には書けなかった! 卵のすごい食べ方写真:福尾美雪

「目玉焼きには何をかける?」なんて話題になることがよくありますよね。
私の場合はちょっと? かなり? 変わっていて、黄身にはしょうゆで、白身にはウスターソースをかけています!

まず、卵1個につき、油を小さじ1ほどフライパンに中火で熱します。

そこに卵を割り入れて焼きますが、私はふたをせず、途中で水も入れない派。
すると白身の縁がカリカリになり、香ばしくておいしいのです。

半熟に焼けたら器に移し、まわりの白身を切り取ってウスターソースをかけ、黄身はごはんの上にのせて、しょうゆを適量!

ソース味の白身と、濃厚な卵かけご飯、2つの味を楽しみながらいただきます。

レシピとは言えないものですが、それぞれのおいしさがとても引き立つ食べ方です。ぜひ試してみてくださいね!

健康のために、栄養のバランスやカロリーに気を使ったものをちゃんと食べたいけど、料理は苦手……毎日作るのは面倒……なら、料理研究家でありながら、管理栄養士の資格を持つ、藤井恵さんおすすめの食べ方を試してみてください。レシピとは言えないくらい簡単なものですが、ちゃんとした1品になり、しかも必要な栄養素を効率的に、驚くほど簡単においしく食べることができますよ!