ネガティブ表現を活用するときは、ただネガティブで終わらせない工夫があるとより付加価値が届きやすくなるので、ネガティブな表現はこんな感じでも使われています。

「痛い!“でも”効果はある!」

「老化は止めることができません。“でも”遅らせることはできます」

「とにかく辛い。“でも”やめられなくなる」

「超ハード。“でも”結果は出ます」

「古臭いかもしれません。“でも”これこそ本物なんです」

 こんな感じで、ネガティブ表現のあとに、「でも」をつなげることで、ネガティブ表現が付加価値の「フリ」になり、付加価値を強めることができます。

「インパクト化」の場合、ひとつの型になるのがこのパターンです。

ネガティブ表現+でも+プラス表現

 この型を使うことでインパクトのある表現をつくることができ、付加価値がより伝わりやすくなります。

今のビジネスの主戦場は

「付加価値戦争」

 野球では戦争に関わる用語がよく使われています。

 死(アウト)、死球(デッドボール)、刺す(アウトにする)、遊撃手(ショート)、右翼(ライト)、左翼(レフト)という具合に、数々の物騒な用語が使われています。

 同じように、ビジネスの世界でも戦争に関わる用語がよく使われます。

 戦略という言葉も、もとは軍事用語です。

 野球でもビジネスでも、戦争用語がよく用いられるのは、やはり戦いだからです。

 ビジネスでは、競合商品と競い、シェアを高めるなど、数々の戦いが行われていますが、特に今、主戦場になっているのが「付加価値戦争」です。

 たとえば、食品業界を例にとると、もう付加価値のオンパレードです。

 まず目につくのは、「健康の戦い」です。

 健康はみんなの願いですが、食料品からお菓子、飲料まで、やれ機能性表示食品だの、やれ低カロリーだの、高たんぱくだの、とにかく機能がうたえる商品は、機能表示しまくりです。

 最近の傾向でおもしろいのは、たとえばジャンクフードと呼ばれるものにまで健康の付加価値がついていることです。罪悪感を軽減するという効果を狙っているのだと思いますが、付加価値戦争はかなりのところまで来ています。

 他には「フレーバーの戦い」「便利さの戦い」「サイズの戦い」「品質の戦い」「安心安全の戦い」「時短の戦い」そして、「価格の戦い」。