頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが20万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。(構成/ダイヤモンド社・林拓馬)

「電車で来たんですか?」と聞く人は仕事ができない。仕事ができる人はどう話している?Photo: Adobe Stock

できる人の会話は「質問」が違う

初対面の会話で「間」が持たない場面というのは、実は非常によくあることです。

そのようなときに有効な解決策が一つありますので、今回はそれについてお話ししたいと思います。

たとえば、「今日、うちには電車で来られたんですか?」と尋ねて、「そうです」と答えられると、そこで会話が止まってしまうようなことがありますよね。

こういった場面では、気まずくなったりどう話を続ければよいのか分からなくなることもあるでしょう。

そうした時に有効な解決策があります。

ただ、その前に、まず理解しておいていただきたいことがあります。

それは「質問をすることによって会話の間が自然になくなる」ということです。

しかし、この「質問」の仕方が非常に重要なのです。

質問には大きく分けて2つのパターンがあります。

一つは「クローズド・クエスチョン(閉ざされた質問)」、もう一つは「オープン・クエスチョン(開かれた質問)」です。

まず、クローズド・クエスチョンとは、「はい」か「いいえ」で答えられる質問です。

たとえば「今日は電車で来ましたか?」という問いに対しては「はい、来ました」という短い返答が返ってきます。

一方、オープン・クエスチョンとは、「はい」か「いいえ」では答えられない質問のことを指します。

たとえば「今日は何で来ましたか?」と尋ねると、「電車で来ました」といった、より説明的な返答が返ってきます。

オープン・クエスチョンを使えば使うほど、会話は広がりやすくなります。

ですので、「会話の間が持たない」と悩んでいる方は、意識してオープン・クエスチョンを使ってみてください。

では具体的にはどうすればいいのか?

ここで「5W1H」を活用することがポイントになります。

Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、そしてHow(どのように)ですね。

この中でも特に有効なのが「Why(なぜ)」の使い方です。

たとえば、「趣味はありますか?」と尋ねて、「家族とディズニーランドに行くことです」と返ってきたとします。

そうした時には、「なぜディズニーランドが好きになったんですか?」と続けるのが効果的です。

相手は「なぜ」と問われることで、自然と考え始めます。

つまり、相手が考えている間に会話の「間」が生まれ、その間を自然に保つことができるのです。

このように「なぜ?」という問いかけを多用することが、会話をスムーズに続けるうえで非常に効果的なのです。

もう一つ使えるのが、「How(どのように)」を使った質問です。

たとえば、「息子さんが慶應大学に入学されたそうですね」と話を振った後に、「どうやってそんなふうに育てたんですか?」と尋ねてみると、「小学校の頃からこういうことをさせていて…」というように、話が自然と長くなっていきます。

このように、まずは「なぜですか?」と尋ね、続けて「どうやってそうされたんですか?」といった聞き方をすることで、会話の「間」をうまくつなぐことができるようになります。

せめてこの部分だけでも意識していただければ、会話の間が持たないという悩みはかなり解消されるはずです。

(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者、西原亮氏が特別に書き下ろしたものです)