イエメン政府と協力関係にある民兵組織は、米国が行った空爆で戦闘能力が低下しているイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対し、地上攻撃の準備を進めている。イエメンと米国の複数の当局者が明らかにした。イエメンの民兵組織は、同国北西部の大半を掌握して以来10年間にわたり支配を続けるフーシ派を、少なくとも紅海沿岸の一部から排除する好機だと感じていると当局者らは述べている。関係者らによれば、米国の複数の民間警備会社がイエメンの民兵組織に対し、地上作戦の可能性について助言している。米国とイエメンの当局者らは、アラブ首長国連邦(UAE)が支援する民兵組織がここ数週間で作戦の計画を米当局者に示したと述べた。米政府関係者らは、イエメン国内の部隊による地上作戦に前向きだとする一方で、実際に支援するかどうかは決まっていないとした。また、米国は地上作戦の協議を主導していないという。協議では、国際的に承認されているイエメン政府と協力関係にある民兵組織に治安管理の権限を与えること議論されていうという。