
人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
牛丼屋で並を注文。目の前に置かれたものを何気なく食べ始めたら、店員があわてて「すみません、違いました!」と焦っている。それは隣の人の「アタマの大盛り」だったようだ。
「そのままお召し上がりください」と言われて、隣りの人の分もすぐに運ばれてきた。隣りの人はとくに怒っていないようだが、何となく気まずい。どんな態度を取ればいいか?
(B)牛丼を見つめながら「フフッ、こういうこともあるんだなあ」と呟く
(C)隣の人に軽く会釈しつつ「えっと、なんかすみません」と謝っておく
正解は……
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C
× (A)店員に「いや、ぼくが頼んだ並を持ってきてください」と要求する
△ (B)牛丼を見つめながら「フフッ、こういうこともあるんだなあ」と呟く
◎ (C)隣の人に軽く会釈しつつ「えっと、なんかすみません」と謝っておく
解説
この状況で、いちばん大切なことは何か。それは、目の前の牛丼をおいしく食べることです。しかも、無料でアタマ(具)が大盛りになった喜びも、じっくり噛みしめたいところ。万が一のまさかの展開で、会計時に「アタマ大盛りの金額」を請求されたら、全力で抗議しましょう。
Aは一見「正当な要求」に見えますが、ミスをした店員をいじめたくてごねているだけ。アタマの大盛りを拒否したい理由があるなら、大盛り分をそっと食べ残せばいいだけです。作り直してもらったら、店側は一杯まるごと破棄しなければなりません。
ここはCがベスト。謝る必要がないのに謝ることで、気持ちよく牛丼とラッキーを味わえます。Bも関係者全員がホッコリしそうですが、ちょっと不気味に見えかねません。