「それは無理っす…」お世話になっている人から面倒な頼まれごと→何と言って断るのが正解?写真はイメージです Photo:PIXTA

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 昔からお世話になっていて今後もお世話になりそうな相手から、面倒な頼まれごとをされた。ひじょうに心苦しいが、今は時間的な余裕がなくて引き受けられない。

 とはいえ「それは無理っす」というシンプルでストレートな断わり方では、関係が悪化してしまう。相手を納得させて自分の申し訳なさを最小限に抑える大人な断わり方は?

(A)「お役に立ちたいのは山々なんですが……。己の不甲斐なさが情けないです」
(B)「先月なら大丈夫だったんですけどね。△△君に聞いてみてはいかがでしょう」
(C)「ご相談、ありがとうございます。今は、これこれこういう事情があって……」

正解は……

C

△ (A)「お役に立ちたいのは山々なんですが……。己の不甲斐なさが情けないです」
× (B)「先月なら大丈夫だったんですけどね。△△君に聞いてみてはいかがでしょう」
◎ (C)「ご相談、ありがとうございます。今は、これこれこういう事情があって……」

解説

 お世話になっている相手からの頼まれごとを断るのは、けっして簡単ではありません。頼んでくるほうだって、それなりに勇気とエネルギーを振り絞っています。仕方なく断るにしても、知恵を絞ってエネルギーを使うのが礼儀と言えるでしょう。

 どういう関係性であれ、どういう事柄であれ、「無理なら断わるだろうから、とりあえず頼んでみればいいよね」と考えるのは、あまりにも安易で傲慢で迷惑な発想です。

 3つの中でオススメなのは、自分に頼んでくれたことを感謝しつつ、理由を説明して断わるCの言い方。Aは全力で礼を尽くしているつもりでも、適当にあしらっているように聞こえかねません。他人にパスしているBは、相手を激しくガッカリさせるでしょう。

 「それは無理っす…」お世話になっている人から面倒な頼まれごと→何と言って断るのが正解?