「なんか最近マンネリしてる……」と思ったら“誰かに会う”を予定に入れてみて
誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

【精神科医が教える】オンラインでの打ち合わせは合理的だけど、リアルだから得られる“予想外のこと”Photo: Adobe Stock

やっぱり「会って話す」って、いいものですね

今日は、「人と会って話すことの大切さ」についてお話ししてみたいと思います。

実はこの収録の前に、ある編集者さんと直接お会いして、打ち合わせをしてきました。普段、原稿のやり取りはLINEやメール、Zoomで済ませているんですが、今回は久しぶりにリアルでお会いする機会があったんです。

普段はメールとZoomが中心

僕は関東に住んでいるわけではないので、東京にある出版社などとの打ち合わせは基本的にメール。たまにZoomを使う程度で、電話も最近はあまりしていません。

今回書いている原稿も、実は何年もかけてゆっくり書き続けてきたもので、内容としてはもうだいぶ形になってきています。そんな中で、担当の編集者さんから「一度会って話したい」と声をかけていただいたんです。

やっぱり、リアルで会うと違います

お会いしてみて改めて思ったのは、「やっぱりリアルって全然違うな」ということです。

もちろんZoomでも顔を見ながら話せるし、お互いの雰囲気もわかります。でも実際に会ってみると、空気感やその場の雰囲気がまったく違います。

その空間を共有する中で、次々とアイデアが湧いてきたり、「こうしたらもっとよくなるかも」といった気づきが自然と出てくるんですよね。

人と会うことが脳に与える影響

人と人が実際に会って、言葉や表情、空気感を通じてやりとりする――これって、ただ情報を交換しているだけじゃなくて、脳と脳が直接“共鳴”しているような感覚があります。

このリアルなやりとりの中でしか生まれないものって、きっとあるんだと思います。

自分の価値観を揺さぶる出会いもある

そうした出会いや会話は、ときに自分の価値観に影響を与えることもあります。

もし最近「なんだかマンネリしてるな」「動きがないな」と感じている方がいたら、意識して人に会ってみるのもいいかもしれません。

特別な用事がなくても、「なんとなく会って話してみる」だけでも、思いがけない刺激をもらえることがあります。

元気なときこそ「誰かに会う」を予定に入れる

体調がよくて、ちょっと余裕があるとき。そんなときこそ、意識的に人と会う予定を入れてみてください。

最近会っていない友人や、以前から気になっていた人と久しぶりに会って話してみる。それだけで、脳や心にとっていい刺激になるかもしれません。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。