最近やる気が落ちているという人は、食事を「よく噛むメニュー」にするといいと思います。
〇パンよりごはん
〇脂の多い軟らかい肉より歯ごたえのある赤身肉
〇イカやタコなど、噛みごたえのある食材
食事をつくるのがラクだからという理由で、朝食をパンにしている人も多いと思いますが、やる気を高めるという点で見ると、パンよりもごはん。もしパンにするなら軟らかいパンではなく、噛みごたえのあるパンのほうがおすすめです。
ただ、高齢になると歯が悪くなる人も多いですよね。そうなると、どうしても噛みごたえのあるものは食べにくくなります。ただ、軟らかいものをよく噛まずに食べていると脳の老化が進みます。
噛む回数は決めず
長く噛む工夫をしてみる
また、歯の影響で噛むことが苦痛になってくると、食事そのものが楽しくなくなってしまうこともあります。噛むのが痛い、噛むのがつらい、そんな状態にさらに加齢により胃腸の状態まで悪化してしまうと、食事はもう苦痛タイムになってしまいます。
脳は苦痛を回避する特性があるので、そうなると食事をできるだけ避ける方向に脳が働きます。
脳がそうならないためにも、工夫が必要です。
なにも硬いものを食べないといけないわけではなく、噛む回数を増やすような食べ方をすればいいのです。
たとえば、軟らかい食べ物でもできるだけすぐに飲み込まず、よく噛むようにする。あとはグミやガムを日常的に利用するという手もあります。また、食べることを苦痛にしないために、食事にいつもよりちょっと贅沢なものや大好きなお店のメニューを一品だけ取り入れてみる。ちょっとだけ食卓に贅沢を取り入れると、脳はその快感で思ったより食べられるようになるからです。
最後にプチ情報をお伝えします。
「よく噛むことは、よいことだ」という認識は広まりつつありますが、一般的に「30回噛みましょう」などと推奨されることがあります。そのような方法は、脳科学的にはおすすめしません。