相手への申し訳なさや感謝の気持ち
すみません

恐縮です

 仕事ではミスをして周囲の人に手伝ってもらうようなとき、ありがたくも申し訳ない気持ちになります。そんな思いを伝えるのにぴったりなのが「恐縮です」の一言です。

「恐縮」は相手に迷惑をかけたり好意を受けたりして恐れ入って身を小さくすること。感謝や謝罪の言葉として使います。なお、「恐縮ですが…」は人に物事を依頼するときにも使うことができます。

 もっと言い換えたいときは…

 恐れ入ります

 相手の好意などに対してありがたい、申し訳ない気持ちを伝える表現です。「恐れ入りましてございます」は、丁寧なようで回りくどい印象があります。

 例文)ご親切に恐れ入ります。

 痛み入ります

 相手の親切や好意などを、自分にはもったいないこととして申し訳なく思う気持ちを表します。

 例文)迅速にご対応くださり、痛み入ります。

ベテラン社員も要注意!
過剰な敬語は避けるべし

語尾
~させていただきます

~いたします

「敬語を使って丁寧に伝えなければ」と思うあまり、過剰な敬語を使ってしまうことがあります。過剰な敬語は慇懃(いんぎん)無礼な印象にもつながるので注意が必要です。

 中でも使いがちなのが「~させていただきます」という表現です。「させていただく」は「させてもらう」の謙譲語であり、相手の許可を得て行動するときに使います。