例えばメールで連絡したいときは、「ご連絡いたします」のように、「ご○○+いたします」のほうがシンプルに敬意が伝わります。あるいは「ご連絡します」でも問題ありません。

 特に、許可を得なければならない相手がいない、相手が特定されない場合に「~させていただきます」を使うのは不適切です。「○○社で営業をさせていただいています」であれば、「営業をしております」に言い換えましょう。

若手の苦手な業務の代表格
「電話対応」に使える言葉

電話で名乗る
もしもし

はい、○○社でございます

 もしもし電話を受けるときは3コールまでに出るのが基本です。第一声は「もしもし」ではなく、「はい、○○社でございます」と社名を言います。午前10時までであれば「おはようございます。○○社でございます」と言うのもよいでしょう。

「もしもし」は、「申します申します」という意味の「もうしもうし」が変化した言葉であり、通話が不安定だった時代に通話状態を確認するために使われていました。現代のビジネスシーンでは、あまり使うべきではありません。

 もっと言い換えたいときは…

 お電話ありがとうございます。○○社の□□でございます

 場合によっては部署名や自分の名前も名乗ります。お客様対応が多い店舗などでは「いつもありがとうございます」と言うのもよいですね。

 お待たせいたしました。○○社でございます

 3コール以内に出られなかったときには「お待たせいたしました」と言います。5コール以上になってしまった場合は「大変お待たせいたしました」と言いましょう。