「長く休んですみません…」育休明けの同僚が恐縮→エールを送る一言は?写真はイメージです Photo:PIXTA

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 育休が終わって久しぶりに出勤してきた同僚が、おずおずと「長く休んでご迷惑おかけしてすみませんでした」と言ってきた。もちろん、恐縮する必要も謝る必要もまったくない。

 かといって「そんなこと言うもんじゃないよ」とたしなめるのも、ちょっと違う。同僚の気持ちを楽にしつつ、あたたかいエールを送るには、どれが適切か?

(A)「また一緒に仕事できてうれしいよ。お子さん、どのぐらい大きくなった?」
(B)「いやいや、とんでもない。できる限り協力するから、何でも相談してね」
(C)「気にしなくていいよ。その分、前以上に頑張ってくれたらチャラだから」

正解は……

B

△ (A)「また一緒に仕事できてうれしいよ。お子さん、どのぐらい大きくなった?」
◎ (B)「いやいや、とんでもない。できる限り協力するから、何でも相談してね」
× (C)「気にしなくていいよ。その分、前以上に頑張ってくれたらチャラだから」

解説

 産休や育休は当然の権利だし、社会全体から見れば誰にとっても「お互い様」です。取った側が恐縮したり謝ったりする必要はまったくありません。とはいえ、人間関係の潤滑油としての「すみませんでした」にケチを付けるのも、それはそれで世知辛い話です。

 周囲としては、全力でねぎらいや励ましや応援の気持ちを伝えたいところ。関係性やお互いのキャラクターによって言い方の選択肢は無限にありますが、この3つの中でベストなのは「協力するのも相談されるのもウエルカムだからね」と伝えているBです。

 Aでも悪くはありませんが、子どもの話題は相手が話してくれるのを待ったほうがいいでしょう。Cは、やさしい言い方のようで暗に「迷惑だった」と言っているも同然です。

 「長く休んですみません…」育休明けの同僚が恐縮→エールを送る一言は?