
ちょっとしたことで怒ったり、不機嫌になってしまうということはありませんか。いつも穏やかで機嫌よくいられれば、毎日を楽しく過ごせ、仕事も人間関係もスムーズにいくもの。上機嫌でいるための秘訣、腹が立った時の対処法、腹を立てないようにするコツを、日常生活、行動心理、メンタル、思考法など、さまざまな面から集めた、川嵜昌子さん編著の『「機嫌よくいられる人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)から、一部抜粋してご紹介します。
機嫌よくいられる人は「すみません」ではなく、
「ありがとう」とよく口にする
毎日、機嫌よく過ごしている人は、不機嫌なことの多い人よりも、「ありがとう」という感謝の言葉をよく口にしている。
たとえば、閉まりかけたエレベーターに飛び込んだとき、先に乗っていた人が「開」のボタンを押してくれた。あるいは、両手に荷物を持っていて、手がふさがっているとき、近くにいる人がドアを開けてくれた。
こういった場合、相手にかける言葉は「すみません」と「ありがとう」のどちらかだろう。自分なら、どう言われたらうれしいのか。そう考えたら、これらのシーンで選ぶべきなのは「ありがとう」だ。
「すみません」という言葉には、お手をわずらわせてしまって……といった思いも含まれている。純粋な感謝の気持ちだけではないので、言われたほうも、とくにうれしくなるわけではない。
基本的には謝罪の言葉なので、人によっては、「あれ? 謝らせるようなことをしてしまったのかな」とマイナスの気分になるかもしれない。