これも、「応援」「信じる」「見通して待つ」といった非認知的な姿勢を感じます。
まさに子どもの感情を大切にしている証のように思います。子育てを、認知的に、マーケティング的に見ていると、これらのことが簡単ではなくなるでしょう。
親もまた、誰かに育てられて、社会の中で大人として生きているので、認知的なアプローチを他人や子どもにしてしまうのは、人間の性(さが)でもあります。でも、大谷翔平さんも藤井聡太さんも特別だからと言って、うちの子どもは大谷翔平や藤井聡太とは違うとあきらめてしまうのはやめましょう。
KEYWORD 「する」より「しない」。
《声かけサンプル》
「ぐずぐずしないで、もっと早くしなさい!そもそも何でやってないの?ちゃんとやらないとダメでしょ!」
より
「みんなと同じじゃなくてもいいよ。無理にみんなに合わせてやらなくてもいいんだよ」
「ぐずぐずしないで、もっと早くしなさい!そもそも何でやってないの?ちゃんとやらないとダメでしょ!」
より
「みんなと同じじゃなくてもいいよ。無理にみんなに合わせてやらなくてもいいんだよ」
これからの時代に必要な
「FLAP人財」とは何か?
これまでの日本の文科省の進める教育の主体は、認知的に優れた人づくりでした。
学校教育のほとんどは、偏差値と受験を中心としたこの認知的な脳のトレーニングだったと言えるでしょう。すなわち、外的な課題に対して、対応・対策・対処できる能力です。
私は大企業とかでサラリーマンとして働いたことはないですが、おそらくそこで必要な能力のほとんどは、ほぼ認知的な脳の使い方です。外界に向けて、上司やルールや結果や目標や命令に合わせて仕事をしていることも少なくないと聞きます。ただ近年、日本の国力がどんどん低下していっているように感じるのは、私だけでしょうか?
そんな中、三菱総合研究所が「これからの時代に必要なあり方」として、「FLAP人財」なるものを提唱しています。
FLAPとは、Find(知る)、Learn(学ぶ)、Act(行動する)、Perform(活躍する)のことを言います。
欧米をはじめとする、個性を大切にする先進国での人財教育方針にもマッチする考え方としても知られています。
私が一番大切だと思っているのは、Find(知る)です。