あります。“大卒”という肩書きを得られるだけで、将来の選択肢が増えます。
実際、ぼくは18歳で日本大学理工学部に入りましたが、授業には出席するものの、予習も復習もまったくせず、試験前だけちょっと勉強し、長期休みは家でゴロゴロするかアルバイトをするだけの生活を送っていました。
同じ大学にいたほぼすべての友人も、勉強しておらず、勉強しないことが当たり前となっていました。大学にいて成長を感じることもありません。授業もつまらないし、早く働いてお金を稼ぎたいと常に思っていました。
友人たちは、ゼネコンやハウスメーカーに就職しましたが、大卒でなければ内定はもらえなかったでしょう。
しかし、大卒だからといって、高校を卒業して4年間働いた人と比べて優れているわけではありません。むしろ、4年間堕落を極めた結果、さまざまな能力で差をつけられているでしょう。
しかし、「大卒」というだけで、みなさんがご存じの有名な企業に就職し、現在では都内に家を持つくらいの収入を得ています。
大卒であるだけで、その人の可能性は大きく広がります。
バイトはお金以外にも
得るものがたくさんある
仕事やアルバイトをどれくらいやるかは個人差が大きい。
前出のデータにもあるように月のアルバイト収入は4~5万円程度が多数派で、10万円、20万円を稼ぐほどアルバイトをしている人はあまりいないようです。
大学生のアルバイトとして、比較的、タイパがいいのは家庭教師です。
派遣会社との契約で時給1500円以上、個人契約であれば時給2000円あたりが家庭教師の相場のようです。
ぼく自身は、学生時代には主にファミレスでバイトをしていました。
マニュアルが細かく規定されていて、それを守れば1人前の仕事ができるようになっていたことに大手チェーン店の“凄み”を感じました。
接客経験は将来的なプラスになるはずですが、時給がやはり安かった。月収が8万円以上になったことはなく、5~6万円くらいがほとんどでした。
どうせなら、将来的に役に立ちそうな仕事を選ぶのはどうでしょうか。