トントン拍子で出世した人が大切にしていた「意外なこと」とは【元受付嬢が教える】写真はイメージです Photo:PIXTA

企業で働く上で多くの人が関心を持っているのが、「出世」です。トントン拍子で出世していく人と、なかなか出世できない人にはどんな違いがあるのでしょうか。“受付嬢”、そして経営者として、さまざまなビジネスパーソンを見てきた経験を踏まえて、「出世する人の共通点」について考えてみたいと思います。(RECEPTIONIST代表 橋本真里子)

出世する人には
○○がある!?

 新年度が始まって2カ月がたちました。

 前回は「成長」をテーマに書かせていただきました。同じことをしていても、なんとなく差がついている気がする……少しずつ「周囲との差」を感じ始めている人もいるのではないでしょうか。

 今回は、受付嬢時代から見てきた「出世する人の共通点」についてお話ししたいと思います。

「やる気だけあってもダメ」そんなふうに言われたことがある、あるいは自分自身がそう思っている人は多いのではないでしょうか。

 ただ、やる気がなければ何事も始まらない、と私は思います。

 また、この場合の「やる気」は、「覇気」に言い換えられると思っています。

 覇気があるとは、積極的に物事に取り組む気力や勢いがあることを意味します。覇気がある人には、他人や場の空気を引き込むような“気迫”や“存在感”があります。

 私が見てきた、出世していく全ての人に共通していたと言っても過言ではないのが、「覇気を持ち続けている」ことでした。この“持ち続けている”がポイント。覇気というのは、瞬間的にまとうことはできても、持ち続けるのは意外と難しいものなのです。

 例えば、新生活が始まる4月は、みなさん「頑張るぞ!」と覇気に満ちていたかもしれません。しかし、2カ月たった今も変わらず持ち続けられているでしょうか。