実は、人前で話すときに「くっきり・はっきり」を意識しすぎると、これと似た状況が起こりえます。
「くっきり・はっきり」言葉を細かく区切ってしまうと、抑揚が多すぎて不自然。
相手が情報を1つずつバラバラに受け取ってしまい、結果、全体の意味がつかみにくくなる可能性があります。
これが複雑な話が伝わらない理由です。
そうならないよう、相手にストレスを与えない、クセのない「伝わる話し型」をぜひ覚えておいてほしいのです。
元NHKアナも実践する
「伝わる話し型」とは
「伝わる話し型」のポイントは、「意味のまとまりをひと息で話しきること」です。
この、スミヤメソッドの「伝わる話し型」は、日本語がもっとも相手に伝わる方法であり、ほとんどの人が知らない秘技とも言えます。話し方がうまい人は、この型で話しています。
私もNHKでは「クセのある話し方をせず、まっすぐに話しなさい」「意味のまとまりはひと息で読みなさい」と教えられました。
そして、さらに大事なポイントを2つ付け加えて、「伝わる話し型」は、次の3つのポイントからできています。
【話し型の3つのポイント】
(1)なるべく言葉をつなげて、意味のまとまりをひと息で
(2)抑揚をつけず、まっすぐに話す
(3)話す前に息を吸って、1音目にアクセントをつける
こうすると、どんな内容も相手にスッと伝わるのです。
できたら、3つのポイントはすべて実践していただき(意外とかんたんです!)、もし難しかったら、まずは(3)だけでもやってみてください。
従来の話し方のテクニックですと、「全部の言葉をくっきり言いましょう」というのが多いのですが、スミヤメソッドでは、「1音目にアクセントをつける」だけでもいいのです!
この話し型は一生使えるので、絶対覚えたほうがいいです。すぐに実践したい人は、これから紹介する自己紹介と営業トークを参考にしてください。