実家に住む無職の若者たちは、これまで「たかり屋」や「母親の家の地下室の住人」などと呼ばれて嘲笑されてきた。彼らはそれよりも「ステイ・アット・ホーム・サンズ(専業息子)」という言葉を好み、クイズ番組「ジェパディ!」の王者ブレンダン・リアウさん(27)という新たなヒーローを得た。リアウさんは政治学の修士号を持ち、クイズ番組の成績から判断すると、中世の歴史からポップミュージックに至るまで、あらゆることについて幅広い知識を有している。5月に放送された「ジェパディ!」の三つのコンテストで5万9398ドル(約860万円)を獲得した。リアウさんは無職で両親と暮らしている。「ジェパディ!」の司会者ケン・ジェニングス氏は各エピソードの冒頭で、彼を「最近大学院を卒業した専業息子」と紹介した。リアウさんの要望だ。