一番売れてる月刊マネー誌『ダイヤモンドZAi』が、そのノウハウを駆使して、6回連続のオンライン講座「株の学校」を開校！ 株の基礎知識や“7つの儲け方”を、ザイのアナリスト2人が徹底解説した。第5回は個人投資家から大人気の「高配当株投資」がテーマ。「そもそも配当が多いとなぜいいの？」といった基本的な内容や、「配当株投資の2つのタイプ」、「配当株投資の注意点」などを学んだ。この記事では、その内容を一部お届けする。（ダイヤモンド・ザイ編集部）
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⇒リターンが高いのにリスクが低い？ “高配当株の秘密”をアナリストが徹底解説【株の学校 第5回：その2】
※各種データは講座開催時のもの。
配当株は“毎月の副収入”を生む最強の資産？
1200万円投資すると月いくらもらえる？
ザイ優待アナリスト 小林大純（こばやし・ひろずみ） 早稲田大学法学部卒、早稲田大学大学院ファイナンス研究科（現経営管理研究科）修了（MBA）。金融情報サービス会社などを経て2022年6月より現職。日本株アナリストとして各種メディアで活動中。
ザイ配当アナリスト 仲村幸浩（なかむら・ゆきひろ） 立教大学経済学部卒業。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト（CMA）。証券会社や金融情報サービス会社を経て2023年10月より現職。マーケットアナリストとして各種メディアで活動中。
小林「株の学校」もいよいよ第5回ですね。今回は「高配当株」について、深掘りしていきます。
仲村最近はNISAの枠を活用して、高配当株を買う人が多いですよね。まずは、配当が多いとなぜいいのか？ を考えてみましょう。
小林はい、かなり「そもそも論」のところからですが、基本的なことから学んでいきましょう。
と、思ったのですが、まずはちょっとおさらいからですかね？
仲村はい、今日の内容にかかわることを、簡単に復習しておきましょう。
上のスライドは、「株の学校」第1回で使ったものです。投資家は、企業が稼いだ利益から分け前を受け取れる、ということでしたね。
小林その分け前の種類として、「配当」や「株主優待」などがありますよ、と話しましたね。株を持っていれば、その間、継続して受け取れます。
仲村はい、あとは前回の第5回で学んだ「自社株買い」も加えて、これらをまとめて「株主還元」と呼びます。株主である投資家に何かしらをお戻ししている、という意味合いですね。
小林この株主還元という言葉は、今後皆さんが投資をしていく中で何度も登場するキーワードなので、この機会に覚えてください。ニュースでもよく耳にします。
仲村さて、では本題に戻りましょう。「配当が多いとなぜいいのか？」です。
結論から言うと、配当が多いと「儲かりやすくて安心感がある」からです。
小林まずは“儲かりやすい”って、どういうことですか？
仲村たとえば今、一般的な銀行の普通預金の金利ってどのくらいでしょうか？
