市販のヨーグルトは大きく乳酸菌系とビフィズス菌系のふたつに分かれます。広義では、ふたつの菌の大きな違いは、乳酸菌が主に小腸で働くのに対し、ビフィズス菌は大腸で働く点です。まず同じヨーグルトを1~2週間毎日食べてみましょう。すると「便やおならが臭くなくなった」という人や、さらに「口臭や体臭も気にならなくなってきた」という人も。腸内環境が整ってきた証拠です。
ヨーグルトだけで食べるよりは、野菜や果物などの食物繊維が豊富な食材を組み合わせるとより効果的です。ドライフルーツをトッピングしたり、フレッシュジュースにプラスしたりして、さまざまな食べ方を楽しみましょう。
元気のない朝は
甘酒・酒粕をとり入れよう
●食物繊維やオリゴ糖が含まれているため、腸内環境をよくする働きがある。
●疲労や免疫力低下時に飲むと、疲労回復や風邪予防に役立つ。
●甘酒や酒粕に含まれるビタミンB群は皮膚の代謝を助け、こうじ菌はシミの原因となるメラニン色素の生成を抑制する。
●疲労や免疫力低下時に飲むと、疲労回復や風邪予防に役立つ。
●甘酒や酒粕に含まれるビタミンB群は皮膚の代謝を助け、こうじ菌はシミの原因となるメラニン色素の生成を抑制する。

米こうじから作られる甘酒は、米の栄養が分解されているうえに、エネルギー代謝を助けるビタミンB群なども含んでいるため、素早く効率よくエネルギーに変わります。そのため、疲れているときや運動後の免疫力が低下しているときに飲むと、疲労回復や風邪予防に役立ちます。さらにオリゴ糖も含まれているため、腸内環境をよくする効果が期待できます。
酒粕は、米こうじに酵母と乳酸菌を加え発酵させたもの。麹菌と酵母と乳酸菌のトリプル発酵パワーで栄養成分が凝縮されています。朝、豊富な栄養をとると基礎代謝が上がり、1日を調子よく過ごせます。
酒粕は味噌汁に加えたり、料理の風味づけに。漬物や焼き魚に酒粕を使うのも◎。ただし甘酒はおちょこ1杯まで。