直訳すると「私たちの政策は男性だけでなく女性にとっても良いものです。しかしそれは、彼らにとって理解するのがとても難しいのだと思います」となるが、文脈から言って「them」は女性を指すと考えるのが自然だろう。
会見の様子を伝えた報道ではこれに触れた記事はなかったが、その後25日朝頃になって、ネット上で指摘が上がり始めた。現在では複数のメディアが「炎上」などと伝えている。
単に英語のいい間違え?
ハーバード出身だけど…
玉木代表はこれを受けてXで、「私がお伝えしたかったのは『国民民主党の政策は女性にとっても良い政策だと考えていますが、実際には女性に届いていない実状があり、それについて難しさを感じています』でした」と釈明。
英語が拙かったことを認め「it’s very difficult to deliver to them.(彼らに届けることがとても難しい)」と表現するべきだったとも綴った。
単に英語の言い間違いだろうとする擁護もあるが、釈明を受けても批判は収まらない。SNSでの批判的な視点を拾ってみるとさまざまである。
【外国人特派員協会でこれを言うとは】
……海外メディアの記者もいる外国人記者クラブの会見でわざわざこれを言うとは、という意見。内輪の会合や支援者向けの講演での失言をすっぱ抜かれる政治家は多いが、海外記者からすると日本はジェンダーギャップランキングが低い国と思われている。その前で「うっかり」このような発言をしてしまうのは党首として気を抜きすぎてはと指摘されている。
【英語が拙いなら使わない方が良かったのでは】
……ざっくりした英語で説明しようとして「誤解」を生むのであれば、日本語で丁寧に説明した方が良かったのではという意見。玉木代表はハーバード大学の修士課程を修了しているため、「ハーバードを出たのに英語が拙いの?」というツッコミも。また、英語だから本音が出てしまったのではと勘繰る人もいた。