ドナルド・トランプ米大統領は6月30日、日本に新たな関税率の概要を記した書簡を送付する準備を進めていると明らかにした。両国は関税引き上げ回避に向けて、数カ月にわたり集中的に交渉してきた。トランプ氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿で「日本は深刻なコメ不足に直面しているのに、わが国のコメを受け入れようとしない」と書き込んだ。貿易相手国・地域に関税の要点を記載した書簡を送ると繰り返し約束してきたことに触れ、日本にも「書簡を送るだけだ」と述べた。数日前には日米通商交渉の一環として赤沢亮正経済財政・再生相がワシントン入りし、7度目の閣僚協議を行っていた。米国のコメ生産者の業界団体によると、日本は米国にとって2番目に大きい輸出市場で、日本のコメ輸入全体のうち米国産が約45%を占めている。