
6月から全国的にクマの出没情報が増えてきた。長野県の山林では40代の男性がクマに襲われ、亡くなったほか、岩手県でも自宅でクマに襲われたとみられる81歳の女性が亡くなった。こうしたクマの被害が出るたびに、猟友会などに所属する猟師への注目も集まっている。そこで、今回は「日本最強の生物」エゾヒグマと、31歳の女性猟師の命懸けの戦いを描く『クマ撃ちの女』(作/安島薮太)の第3話を掲載する。
【あらすじ】
伊藤カズキは、出版社を辞め、ライターとして一花咲かせるため、いい題材がないか探していた。そこで、エゾヒグマを単独で狩ることに情熱を注ぐ31歳の女性猟師・チアキに密着取材を申し込んだ。
「クマ撃ち」という題材で本を書けばきっとお金になるだろうという、もくろみもあった。

チアキから密着取材の許可を得て、いよいよ狩猟に同行する伊藤。車の中の会話で、チアキの経済状況もわかってくる。
伊藤は狩猟をなめていたところがあったが、始まって早々に弱腰になる。そして、ついに恐れていたことが起こる……。
本作では、ライター・伊藤の視点からチアキの純粋な生き方を描きつつ、狩猟に関する知識や、獲物の解体、ジビエ料理なども紹介している。今回は狩猟の装備品もわかりやすく紹介されている。マンガの続きは「マンガでわかる現代社会」でチェック!

