【実話】雑談から投資して株価倍増! 「子どもが行きたがる塾」に潜んでいた投資チャンス
最速でお金を増やすなら「小型株を1つだけ」がいい。少額から始める個人投資家にとって、おすすめの投資は「FX(外国為替証拠金取引)」でも「仮想通貨」でも「投資信託」でもない。「小型株集中投資」が、いちばんのオススメなのだ。大学時代にアルバイトで貯めたタネ銭で投資を始めて、就職してから大きな資産を築き、1銘柄だけで利益1億円をゲット。そんな夢物語のような話を現実のものにした個人投資家・遠藤洋氏。自らの経験と再現性のあるノウハウを凝縮した著書『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』(ダイヤモンド社)は、「小型株×集中投資」という一般的には“リスクが高い”とされる手法が、実は堅実な投資であることを教えてくれる。シンプルかつ徹底したルールをわかりやすく解説しつつ、「銘柄選びの視点」「売買のタイミング」「メンタル管理」に至るまで、実践的で本質的な内容がぎっしり詰まる。守りに入るだけでは、思ったように資産は増えない――攻めの投資で、比較的短期間でお金の不安を解消したい人に向けて経営者、上場企業役員、医師、弁護士、ビジネスパーソンなど、数多くの個人投資家を指導し「勝てる投資家」を数多く輩出してきた敏腕投資家が徹底指南する。続編となる『小型株集中投資で1億円【実践バイブル】』では、さらに踏み込んだ実践的投資法を手とり足とり指南している。

「え、そんな買い方するの?」儲かる投資家はどう情報収集する?Photo: Adobe Stock

子どもが塾に通いたくなる!? 驚きの教育メソッド

私の知り合いの投資家に、小学生の息子さんがいます。

息子さんの勉強嫌いをなんとかしようと、ある塾に入れたところ、最初は嫌がっていたのに、しばらくすると自分から「塾に行きたい!」というようになったそうです。

どういうことかと奥さんに話を聞いてみたところ、その塾は独自の教育手法で子どものやる気を引き出すことに定評があり、子どもにも親にも、かなり評価が高いことを知りました。

“いい話”は投資のヒントになる

そこで、その塾について調べてみたところ、京都や滋賀を中心に学習塾を展開している東証2部(現・東証スタンダード)「京進」(4735)という上場企業であることがわかりました。

その後、検討を重ねて投資したところ、直後の決算発表で好業績を発表し、投資してから3ヵ月ほどで株価が2倍近くに跳ね上がったそうです。

“地方あるある”が株価2倍のタネに!?

私にも、こんな体験があります。大学の友人と久しぶりに会ったとき、“地方あるある”の話で盛りあがりました。

首都圏にはないスーパーやファミレス、ドラッグストアの名前が出てきて新鮮だったのですが、その友人が「ドラッグストアなら薬王堂がダントツだよ」といいます。

身近な声は“リアルな一次情報”

聞いたことのないドラッグストアでしたが、調べてみると、東証1部(現・東証プライム)上場で岩手を中心に東北5県に出店するドラッグストアチェーンでした。

その当時、2016年2月期は売上高・最終利益とも過去最高でした。それから3年ほど経った時点で、薬王堂(3385)の株価は当時と比べて3~4倍になっていました。

このように身近な人のリアルな声を拾うことで、貴重な投資情報をキャッチすることもできるということです。

子どもの流行も投資の種になる!

そういう点では、お子さんのいるご家庭なら、子どもの間で流行っているゲームやアニメに目をつけるのもいいでしょう。

ゲームアニメ『妖怪ウォッチ』やスマホゲーム『ポケモンGO』が流行ったときも、任天堂などの関連株が大きく上昇しました。

雑談から始まる“儲かる情報収集術”

日ごろの雑談で投資に役立つ情報を拾うとき、役立つフレーズがあります。

タイミングを見計らって「最近どんなことにお金を使った?」「最近なんかいい買い物した?」と率直に聞いてみるのです。

自分は最近こんな買い物をした」とか「なにかおもしろい商品やサービスがないか探してて」などと話題をふってみると、自然な雑談のなかで話がふくらむでしょう。

消費者感覚の違いが投資チャンスを生む

人がお金を使うということは、少なくともその商品・サービスに「お金を使う価値がある」と感じたはずです

そこを何気ない雑談から探ってみましょう。

雑談のなかで自分とは違う消費者感覚を教えてもらうことは、新たな投資機会の気づきとなります!

※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。