「賛成」「どちらかというと賛成」「どちらかというと反対」「反対」の4件法で賛否についての回答を求めているのですが、「賛成」または「どちらかというと賛成」の割合は、小学生卒業までで51.2%、中学生で78.2%、高校生で90.1%となっています(注4)。回答方法などが異なっている影響もあるかもしれませんが、この数年間で体毛処理への許容度が大きく変化している可能性があります。
ダイエットに関しては
賛成意見は半数以下に
また、2018年の調査では扱わなかったダイエットの許容について、2024年の調査Bで扱ったので、それも見てみましょう(図7-3)。先ほどと同じ4件法で賛否の回答を求めていますが、「賛成」または「どちらかというと賛成」の割合は、小学生卒業までで10.9%、中学生で20.7%、高校生で39.4%となっています(注5)。体毛処理よりは賛成していないようです。
ともあれ基本的には、年齢または学年が上がるにしたがい、種類によって程度は異なるものの、許容されるようになっていくことが確認できます。
そして高校生にもなればいろいろな種類の装いが許容されている一方で、ピアスと毛染めは高校卒業してからでないと許容されていないことがみてとれます。理由としては、ピアスと毛染めは他のおしゃれと異なり平日と休日など日々簡単に切り替えることができず、さらに、校則などで規制されていることが多いおしゃれであることが考えられます。
注4 自分の子どもにではなく一般的にどうかということも聞いているのですが、傾向は似ていました。
注5 これも体毛処理と同様に、一般的にどうかということも聞いているのですが、傾向は似ていました。
注5 これも体毛処理と同様に、一般的にどうかということも聞いているのですが、傾向は似ていました。