料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかから夏に旬を迎える果物について紹介していきます。(監修/管理栄養士 吉沼弓美子)

旬の野菜は、栄養もたっぷり

そのままおいしい野菜の食べ方Photo: Adobe Stock

健康のためにも、野菜や果物を毎日の食卓に取り入れたいという方は、とくに栄養価の高い「旬のもの」に注目してください。
今回紹介するのは、ズッキーニ。

色鮮やかで表面に光沢があり、太さが均一であまり大きすぎないもの、へたの切り口をチェックしてみずみずしいものを選びましょう。濃い緑のほかに黄色い品種もあり、こちらは皮がやわらかめで生食にもぴったりです。

淡白でクセがなく、食べやすい味わいが特徴ですが、水分量が多くカロリーが低いので、ダイエットにも役立ちます。抗酸化力の高いβ-カロテンや免疫力アップ効果があるとされるビタミンC、体内にたまった余分な塩分の排出を促すカリウムが比較的豊富です。

そんなズッキーニのおいしい食べ方を生産者さんに聞いたところ、

「ズッキーニは生がおいしい」

とのことでした。

新鮮なズッキーニは生でも美味。薄塩でもんでしんなりさせ、醤油と、酢+ごま油少々であえた醤油漬けは農家さんのお家の定番メニューになっているのだとか。

保存するときはキッチンペーパーか新聞紙に包み、ポリ袋に入れてから冷蔵庫の野菜室へ。
旬の野菜を楽しんでみてくださいね。

旬の野菜や果物は栄養たっぷりで、驚くほど体にいいもの! とはいえ、健康のために野菜や果物を食べたいと思っても、手間や時間をかけて料理をつくるのが面倒、すぐダメにしてしまうなどで、結局野菜をあまり食べられない……ということはありませんか? 『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、なるべく料理せず、そのままさっと食べる方法だけをまとめて1冊にしたものです。それぞれの野菜の旬の時期や、どんな栄養素が含まれているかが見るだけでわかり、ハズレの野菜を引かないための選び方や、長持ちする保存方法、手軽でおいしい食べ方を簡単に知ることができます。しかもそれらは、野菜を大切に育てている生産者さんに聞いたものです。ちょっとした知識があるだけで、体にいいものを驚くほど手軽に、おいしく食べることができますよ!