米国のスコット・ベッセント財務長官は、米中貿易摩擦の休止状態を引き延ばすことを目指し、中国高官と近く会談すると明らかにした。ベッセント氏は22日、FOXビジネスのインタビューで「中国との合意は8月12日に失効するが、(7月)28日と29日にストックホルムで中国側の代表と会談する予定だ。そこで恐らく延長について協議する」と語った。「中国との貿易は非常に良好な状態にあると思う。両国が協力できる他の多くのことについて話し合う」と続け、中国製造業の輸出や、中国政府によるロシアとイランからの石油購入といった問題に触れた。ベッセント氏は、多くの国からの輸入品に対する追加関税について、発動期限の再延長はないと話した。今月に入り、ドナルド・トランプ大統領は関税発動を8月1日に延期した上で、それ以上は延期しないとしていた。