スマホ・テレビ・ゴシップ……日常生活の99%はムダだらけ。しかし、ムダを捨てるためにいくら効率を良くし、生産性を上げても、他人の期待に応えているだけで、自分のためになっているわけではない。「依存のプロ」GoogleとYouTube出身の著者が生み出した、自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」とは? 27言語で刊行され、世界で累計30万部を突破している『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「仕事に行きたくない…」こんなとき、元グーグル社員はどうしていた?Photo: Adobe Stock

「休みが終わってしまう」と感じるたびに、心がどんどん疲れていく

「明日からまた仕事か……」
「何もしてないのに、もう日曜の夜になってしまった」

 そんなふうに、日曜の午後になると胸の奥が重くなる。
 やりたいことがあったはずなのに、何もできなかった気がして、焦りと罪悪感がつのっていく。

 気づけば、「休みの終わり」を感じるたびに、心がどんどん疲れている

 でも、その“月曜の憂鬱”を解消するために、元グーグル社員が実践していた意外な戦術があります。

1日休む

「月曜日がくるのがつらい」「仕事に行きたくない」
 そう感じたとき、元グーグル社員が実践していたのが1日休むという戦術です。

戦術:1日休む
 好きなときに休みなんてとれないという人も多いと思うが、「無理しなくていい」と自分に許可を与えることはできる。
――『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』より

 月曜がつらいのは、たいてい「心が回復していない」まま新しい週に突入しているからです。

 だからこそ、1日休んででも、“自分がリラックスできる日”をつくる
 そうすることで、心と身体がリセットされ、自然と月曜日の朝に「もう大丈夫」と思えるようになります。

「1日休む」は甘えではない

 本当に必要なのは、旅でも特別な体験でもありません。
 ただ、「今日は休もう」と決めるだけでいいのです。

 昼寝をする、ずっと見たかったアニメを消化する、積んでいた本を読む……。

 こんなふうに、自分が本当にやりたくて、心が安らぐことをすることで心が息を吹き返します。

「1日休む」ことは甘えではなく、次の1週間を生き抜くための準備です。

(本記事は、ジェイク・ナップ ジョン・ゼラツキー著『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに作成しました。)