人に対して絶対に
言わないようにしていること
また人に絶対に言わないことは、「彼氏、彼女はいますか?」ということ。その人がレズビアンかもしれないし、独身を望んでいるかもしれない。
周りのみんなが恋人の話をしていて、ある人が「いいなぁ」というような姿勢だったら、その人に「パートナーはいますか」と尋ねますね。

今、スウェーデンはルッキズム(外見で判断すること)は全部ダメだから、美人、ハンサム、イケメンなんて言葉も言いませんよ。
まぁ私はたとえ「きれいですね」と言われても、自分をきれいだと思っていないから対応しないけれど。「珍しいね」「目、大丈夫?メガネかけてる?頭にも問題ない?」と冗談で返します。私を美人と言ったのは、うちの旦那と(タレントの)ゾマホン・ルフィンだけ。ゾマホンの国(西アフリカ)ではきっと私が美人なのよ(笑)。
私が本当にきれいだなと思うのは、今年ミュージカルを共演した高畑充希さん。お芝居で彼女とけんかをするシーンがあるのですが、思わず見ほれてしまうほど。でも彼女に「きれいですね」と言ったことはないですね。彼女の生み出した歌声、演技に感動して……と伝えます。先日、「あなたと共演ができたのが私の人生の宝物」とラインしました。
人は「選んで、選ばれて」
配慮がない人には関わらなくていい
人は選んで、選ばれてでいい。自分への配慮がない人と関わらなくていいと思います。
あとね、プラス思考は難しくて私もできないけれど、自分の心の状態を良くすることが大切。
それには「感じて、生きる」こと。朝に目が覚めたら「よし!」と思う。だってある日、目覚めないんですよ。早かれ遅かれいつか死ぬんですよ。
だから今日も暑いけど、今日の自分の人生プランを考えて、取材があるな、何の服を着ようかとか、ここ(編集部)に来ながら帰りにあそこで買い物をしようとか。そうしてひとつひとつを感じていくこと。多くの人は「へぇーー」で何となく終わらせてしまう、通りすぎている。
私は100年生きるつもりではいるけれど、平均寿命80歳としてあと25年しかない。1日を、24時間を素通りしていたらもったいない。だから上辺の関係じゃなくて、「知恵のある人」に会いたくなってきたんですよ。「人の断捨離」って大切よ。次回はそれを話します。
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>>第2回「LiLiCoが明かす、“距離を置いたほうがいい人”の特徴とは?「なんでこんなに必死に…」」は8月1日(金)に配信予定です
人間関係は大切にしたい。だけれど、一緒にいるとしんどい人もいる。どう付き合えばいいのか。第2回では、「この世は人と仲良くならないと始まらない」からこそ「人の断捨離は大事」というLiLiCoさんの思いを聞きました。