東洋大生の生活と性格
愛校心が意外と強く、「日東駒専の中では東洋が一番」と自信を持って答える学生が多くいる。近年、東洋の人気が高まってきていることもあり、「日東駒専ではなく、TMARCH(既存のMARCHの枠に東洋のTを入れる)と名乗りたい」(国際学部生)という声もあるほど。
とはいえ、ほどほどのプライドとほどほどの大衆感を持った学生が集まっている。群れることを特に好むタイプではないが、孤独を愛する一匹狼でもない。友人たちといい塩梅の距離感でキャンパスライフを楽しんでいる様子。
どんなキャラクターの人がいても、やんわり受け入れて平和に過ごしている。居心地の良さはさることながら、学習についても、自分の学びたいことがしっかり学べるという声が多い。
実家通いが多数派で、8割が関東出身。一人暮らしは板橋区か都営三田線沿線に住む率が高い。サークル参加率は6割ぐらい。クラブ・サークル数は、学校側の公称では400超と、かなり豊富だが、張り紙などにうるさく奔放な雰囲気はない。
「哲学がやりたくて入学したけれど、哲学議論を交わすのは授業よりもサークルや研究会のほうが多い」(文学部生)といった声もあるようにサークル活動を楽しんでいる学生も多い。
白山キャンパスに通う学生は、飲み会や買い物は巣鴨からちょっと足を延ばして池袋へ繰り出す。東都リーグでは野球が常に上位争い、箱根駅伝のほか相撲やアイスホッケーも強い。有名なスポーツ選手をときどきキャンパス内で見かけると少しテンションが上がる。
大学の満足度も高い。「意識の高い人、派手な人、いろいろな人がいるけれど、学部全体の仲は良いと思う。留学生の数が増えていて、自然と国際交流ができるのもいい」(社会学部生)
「社会人の人と話すと、東洋大のOB、OGで活躍している人も多いことがわかる。大学のネームバリューは無視できないけど、自分自身が何をするかが大事だと思う」(社会学部生)。
「キャンパスは狭いしアクセスも微妙だけど、友達はできやすい。まあ変にプライドが高い奴が少ないので、居心地はいいっすよ」(経済学部生)
「大学デビューするコも多くて、それなりにみんな楽しんでいる」(社会学部生)