あなたの優しさを食い物にする人とは今すぐ離れて! 心が壊れる前に引くべき境界線
夜、ひとりベッドの中で、今日の失敗や明日の不安が頭をめぐり、眠れなくなる…。そんな出口のないトンネルのような心に、そっと光を灯す一冊があります。『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイとしての葛藤、最愛のパートナーとの死別、そして、うつ病という壮絶な苦しみを乗り越えてきたからこそ、その言葉は机上の空論ではなく、魂を揺さぶるほどの温かさと説得力を持っています。これは単なる名言集ではありません。あなたの心を縛る重荷を解き放ち、「まあ、いっか」と前を向かせてくれる“言葉の精神安定剤”。ページをめくるたび、今日という一日が、もっと愛おしく、ラクになるはずです。
ありがとう

相手の「ありがとう」の気持ち。
こう考えると期待しすぎず
ストレスはだいぶ減るわ。
「ありがとう」の気持ちすら返ってこない人は、
次から関わらなくていいわよ。
これぐらいの心の狭さは
生きていく為には必要よ!
見返りを求めすぎない心の持ち方
私たちは誰かに親切な行いをした時、つい「何かお返しがあるかもしれない」と期待してしまいがちです。
しかし、その期待が大きすぎると、思い通りの反応がなかった時にがっかりし、ストレスを感じる原因になります。
「ありがとう」を最高の報酬と捉える
そこで、相手からの「ありがとう」という感謝の気持ちそのものを見返りと考えてみましょう。
物質的なお返しやそれ以上の見返りを期待するのではなく、感謝の言葉や気持ちを受け取れただけで十分だと捉えるのです。
この考え方を取り入れることで、過度な期待から解放され、心はぐっと軽くなります。純粋な善意から行動できるようになり、人間関係がより円滑になるでしょう。
自分を守るための健全な境界線
もちろん、中には感謝の気持ちすら示してくれない人もいるかもしれません。そのような関係性においては、無理に付き合いを続ける必要はありません。
自分の優しさが一方的に消費されるだけであれば、そっと距離を置くことも大切です。
それは「心が狭い」のではなく、自分の精神的なエネルギーを守り、健やかに生きていくために必要な「健全な境界線」を引く行為なのです。
自分を大切にしながら、あたたかい人間関係を築いていくために、この考え方をぜひ役立ててみてください。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。