その結果、やりたい仕事に就けたり、より責任ある仕事や面白い仕事が回ってきたりする確率も上がります。能力がさらに磨かれ、さらに市場価値を高められるかもしれません。
私自身の実体験では、リクルートから転職しようとした際に、各社から受けた報酬のオファーは最小と最大で3倍の差がありましたし、その後、生命保険会社から不動産会社の人事採用責任者に転職したタイミングでは給与が倍になりました。これは、自分のスキルがより必要とされる領域に身を移したことで市場価値が向上した一例です。
当然ながら私の実体価値は変わっていないのですが、いくつかの選択肢のなかから、私の経験をより高く求めてくれる環境に移ったことで、報酬(市場価値)が倍に跳ね上がったのです。
市場に身をさらせば
自らの「市場価値」がわかる
では、どうすれば自分の現在の市場価値を把握できるのか。手っ取り早くて確実なのは、勇気を持って「実際に転職市場の現場に出て、自分の身をさらしてみる」ことです。
もしも転職を考えていなかったとしても、転職「活動」だけをすることはできます(もちろん、それで良いチャンスがあれば本当に転職しても構わないのですから)。
たとえば、いくつかの転職エージェントに登録して、どんな案件を紹介してもらえるのか、年収の水準はどれぐらいかを確認してみるのも1つの方法です。
意外な経験、スキルが高く買われたり、逆に自信を持っていた経験やスキルがまったく評価されなかったりするかもしれません。そして転職市場をよく知るキャリアアドバイザーに、「実際のところ自分の市場価値はどうなのか」を確認すれば、客観的な意見をもらえるでしょう。
私もリクルートにいた際、自社に登録するのは気が引けたので、競合の人材紹介会社に登録して、たまに面談をしてもらっていたものです。そこで出てくる求人内容で「ああ、自分はこういう感じなのか」と認識していました。
職務経歴を匿名で登録して企業からオファーが届く、ビズリーチのような「スカウトサービス」に登録して、どんなオファーがくるのかを確認するという方法もあります。