どんな企業のどういうポジション、どんな給与水準のオファーがくるのか確認することで、今のおおよその市場価値がつかめます。自分の市場価値がわかるような無料の診断テストも多数ありますので、そういうものを活用し、診断結果を参考にするのも良いでしょう。
実際に、このようなことを自社の社員に奨励している会社もあるくらいです(めったにないですが)。市場価値を知るためには有益な方法だと思います。
仕事内容や環境次第で
「強み」が「弱み」にもなる
自分の能力が強みになるのか弱みになるのか、「勝てる」のかは、会社や仕事次第です。自分が強みだと思っていて、今の環境ではその強みが評価されていても、勤務先や仕事内容が変わればその強みが活かせず、逆に弱みと取られてしまうケースはたくさんあります。
たとえば、「論理的である」ことが求められるような職場や仕事では、論理的思考力の高さは強みになりますが、和を重んじるような職場やホスピタリティが求められる仕事においては、「理屈っぽく、とっつきにくい」と取られ、逆に弱みになってしまうかもしれません。
「完璧主義である」というのは、細部まで注意を払うことで、高品質な成果を生むことができるため、精密な作業やミスが許されない仕事においては強みですが、逆に完璧を求めるあまり、決断が遅れたり、プロジェクトが進まないことがあります。完璧さにこだわりすぎると、他者との協力が難しくなることもあります。
「忍耐力」は、長期間にわたる困難な状況でも耐え抜く力であり、目標達成や困難なプロジェクトの完遂に役立ちますが、忍耐力が強すぎると、状況が悪化しているにもかかわらず行動を変えずに続けてしまい、柔軟な対応が遅れることがあります。
「柔軟性」がある人は、変化の多い環境で柔軟に対応でき、新しい状況に適応するのが得意です。とくに予期せぬ事態が起こったときに力を発揮しますが、柔軟すぎると、自分の意見や立場をはっきりさせずに流されやすく、信念を持たないと見られることがあります。結果として、リーダーシップが不足しているように見られることもあります。
このように、ある人の特徴が状況によっては、強みになったり、弱みになったりするケースはいくらでも挙げることができます。