
「今の職場で頑張っているけど、本当に成長できているのか?」「他の環境でも通用する力があるのか?」――そんな不安を抱えているビジネスパーソンも多いだろう。そんなときは、思い切って転職市場に足を踏み入れ、自分の価値を試してみるのも一つの方法だ。自分を客観視し「市場価値」を最大化するポイントを、採用のプロが解説する。※本稿は、曽和利光『このままで大丈夫?「どこに行っても通用する人」になるために今できること』(日本実業出版社)の一部を抜粋・編集したものです。
自分の価値が
発揮できる領域を選べ
自分の市場価値を把握することができれば、人生の選択をする際の「決断の精度」が上がります。心理学的にも、自分を客観視することで意思決定の質が向上するといわれています。
自分を客観視できると、自分の状態や置かれている状況を冷静に分析し、感情や心理的バイアスに左右されずに最善の選択ができるようになります。
これにより、決断の精度が上がり、望ましい結果を得る可能性が高まるのです。
たとえば転職で、いくつかの選択肢のなかからどれか1つを選ぶときには、自分の価値を高く買ってくれる、かつ今後も同じ傾向が続くと予想される領域や環境を選んだほうが、報酬が上がり生活が豊かになる可能性があります。
需給バランスが変動すれば、また状況は変わるかもしれませんが、たとえ一時的であっても生活が豊かになるでしょうし、仕事へのモチベーションにもつながるでしょう。
そして、自分の価値を高く買ってくれる領域や環境であれば、スキルや経験をより発揮しやすい環境があることも多く(先方もそう考えているので、高い価値をつけているわけです)、評価も得やすいでしょう。