本当にやりたいことに使う時間を取り戻す方法とは写真はイメージです Photo:PIXTA

家事の時短テクニックを取り入れて効率化しているのに、どうしても時間に追われてしまうという女性は多い。なぜこんなに忙しくなってしまうのだろうか。「物と時間の片づけ」のプロとして3000人以上の片づけを指導してきた著者が、本当にやりたいことに使う時間を取り戻す方法を解説する。※本稿は、下村志保美『自分時間が30分増える 余裕がある人の時間整理術』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。

現代女性は
忙しすぎる!?

 私たちは毎日、「やらなくてはいけないこと」に支配されています。家事、仕事、さらに子育て中の人は育児……。自分のための娯楽や学びのための時間が欲しいと思っても、その隙間もない。私たち現代人はいつも、「時間がたりない」と感じているのではないでしょうか。

 ゆっくりと時間をかけてインテリアを整えたい。たまには凝った手料理をつくりたい。季節ごとに庭のお手入れもしたい。やりたいことを挙げ始めたらキリがありません。

 加えて、近年の働き盛り世代は、仕事に加えて「リスキリング(学び直し)」も推奨される世の中です。今のタスクをこなしながら、さらに仕事の能力や効率をあげるために資格を取ったり、副業を始めるためのオンラインセミナーに出席したり。

 現代の女性は、はっきり言って忙しすぎます。

 しかし、1日は24時間。これは誰にとっても平等に与えられている時間です。この24時間の中で「あれもやろう」、「これもやらなきゃ」となると、心も体もキャパオーバーになってしまうのは当たり前です。そこで、私たち女性がなぜ忙しいのか?日々がバタバタとしてしまう原因から考えてみましょう。