最後に、3分トレーニングでもイチオシの、使える型5選を紹介しよう。
【依頼】Could you ~ ?
お願いごとは、迷わずこれ。語尾に内容をつけるだけ。
●Could you send me the latest version?
→ 最新版を送ってもらえる?
●Could you jump on the meeting at 3?
→ 3時のミーティング、入ってもらえる?
【提案】How about ~ing ?
ちょっと提案したいとき向け。押しすぎず、やんわり提案できて便利。
●How about kicking off the project next week?
→ 来週からプロジェクト始めてみるのはどう?
●How about grabbing lunch with them?
→ ランチしながら会うってどう?
【謝罪・クッション】I'm afraid ~
NOを伝えるときは“I'm afraid”で柔らかくしよう。断るときのマナーとしても定番。
●I'm afraid I’ll be running about 10 minutes late.
→ ごめん、10分くらい遅れそう。
●I'm afraid today won’t work for that.
→ 今日はちょっと無理そうなんだ。
【確認・一時保留】Let me ~
即答できないとき向け。ちょっと確認してから、と逃げ道にもなる。
●Let me double-check with the finance team.
→ 財務チームにちょっと確認してみるよ。
●Let me follow up on that and get back to you.
→ 後でちゃんと返すから、少し待ってね。
【承認・共感】That sounds ~
「いいね」など共感を伝えるときに便利。雰囲気も柔らかくなり、会話も続く。
●That sounds like a good direction.
→ それ、いい方向性に思えるね。
●That sounds fun!
→ 楽しそうじゃん!
どんなに忙しい人でも、1日3分あれば十分伸びる。試しに、下記で1分ずつやってみてほしい。
●通勤中に1フレーズ口に出す
●昼休みに1パターンだけ置き換えてみる
●会議前に、言いそうなフレーズを口に出しておく
毎日続ければ、急な質問にもパッと返せる英語の瞬発力がついてくる。英語がデキるビジネスエリートの中でも、この積み重ねでやりこなしている人もいる。
今はAI翻訳が進化してきたが、それでもリアルタイムの会話、交渉、プレゼンといった場面では、やはり人間の瞬発力が求めらる。“とっさの一言”を支えるのは、高度な語彙や文法ではなく、今すぐ使える英語の型だ。
英語が話せる人の多くは、例外なく「話すための型」を持っている。そして、その型は、才能やセンスに頼ることなく、誰でも身に付けられる。1日3分でいい。英語に対するハードルが高いと感じている方こそ、ぜひ今日から試してみてほしい。