でも諦めないで!
弱点を知れば「快眠」は作れる
ここまでウレタンマットレスの弱点を知り、「自分には合わないかも…」と感じたかもしれません。しかし、ご安心ください。
これらの特徴をしっかり理解し、対策をすることで、ウレタンならではのフィット感を最大限に活かし、心地よい睡眠環境を手に入れることができるのです。
進化するウレタン!「通気性」と「耐久性」がカギ
近年、ウレタンマットレスの弱点を克服する技術が飛躍的に進歩しています。湿気を素早く逃がすために、ウレタンの気泡をあえて大きくして風通しを良くした「オープンセル構造」や、表面に凹凸加工を施して空気の通り道を作る工夫がされた製品が増えています。
選ぶ際には、こうした通気性への配慮があるかをチェックしてみましょう。
「密度」と「復元率」が寝心地の寿命を決める
へたりにくさ、つまり耐久性の目安となるのが「密度(D)」という数値です。一般的に密度が30D以上のもの、特に高反発タイプで長く使いたいなら40D以上のものを選ぶと、身体を支える力が長持ちします。
また、すぐに元に戻る力「復元率」が高いものほど、寝返りがスムーズになり、睡眠の質を高めてくれます。
●耐久性の目安 = 密度(30D以上、理想は40D以上)
●寝心地の快適性 = 復元率(95%以上が理想)
●寝心地の快適性 = 復元率(95%以上が理想)
この2つを押さえて選ぶと、「長く快適に使えるウレタンマットレス」を見極めやすくなります。
今日からできる!
マットレスを長持ちさせるひと手間
どんなに高機能なマットレスでも、お手入れは不可欠です。
立てかけて湿気を逃がす:週に1~2回、起きた後に壁に立てかけるだけで、寝汗による湿気を効果的に放出できます。
敷きパッド・除湿シートを活用:汗や皮脂が直接マットレスに浸透するのを防ぎ、劣化の進行を緩やかにします。こまめに洗濯すれば、いつでも清潔です。
定期的な上下・裏表のローテーション:月に一度でも向きを変えることで、同じ場所への圧力集中を防ぎ、へたりを均一化できます。
敷きパッド・除湿シートを活用:汗や皮脂が直接マットレスに浸透するのを防ぎ、劣化の進行を緩やかにします。こまめに洗濯すれば、いつでも清潔です。
定期的な上下・裏表のローテーション:月に一度でも向きを変えることで、同じ場所への圧力集中を防ぎ、へたりを均一化できます。
賢い選択と少しの手間で、ウレタンマットレスはあなたのための「最高の寝床」であり続けます。あなただけの理想の寝心地で、毎日の眠りを至福の時間に変えていきましょう。
※本稿は『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。








