生成AIは対話することで
初めて有用なツールとなる
実験していることが文体でばれてしまうので、少しだけ加工した次のものを投稿しました。
@ishigurokei 2025年○月×日
身内の入院の話題で「もうすぐ抜糸だよ」と言ったら、小6の娘に「歯を抜くの?」と聞かれた。たしかに「抜糸」と「抜歯」は同音異義語で、わかりにくい……
ちなみに、歯医者さんの世界では「抜歯後の抜糸」が紛らわしいので「抜糸」を「ばついと」と呼ぶらしい。発音で回避するとは、さすがプロ!
夜の22時ごろという遅い時間の投稿でしたが、そのわりにはまずまずの評判で、66の「いいね」がつき、返信も2ついただけました。次のような返信で、読んでくださった方の心に届いた証拠だと感じました。
@xxxx000o 2025年○月×日
1年内に親知らずを抜いたので覚えてます。担当の先生は抜歯も抜糸もおなじ「ばっし」で、聞いてて混乱した記憶があります
回避してくださると助かりますよね…。
@yyy_zzz2 2025年○月×日
化学(ばけがく)もそうですね。
もともとの私の投稿は説明調で、読者の共感を得るのは難しいものでした。これにたいし、ChatGPT-4oの修正したものでは、説明調がなくなって会話にリズム感が生まれ、「発音で回避するとは、さすがプロ!」という終わり方が印象に残ります。

こうした発想は私にはないもので、表現の引き出しを増やすうえで参考になります。
テキスト生成AIの使用がしばしばテニスの壁打ちにたとえられることはよく知られています。
テキスト生成AIを文章を書くときの対話相手として考え、テキスト生成AIに一方的に任せるのでもなく、自分ひとりで書き上げるのでもなく、自分の書いたものをテキスト生成AIに投げ、テキスト生成AIから返してもらったものをさらに自分の感覚で修正するということで、文章の質を高めることができます。テキスト生成AIは対話型AIです。