仕事のできる人の間では「日経新聞に何が書かれていたのか」が共通の話題になっているので、円滑なコミュニケーションを取るためには欠かせないのです。
こうした話は、メガバンクに限ったことではないでしょう。高収入のビジネスパーソンであれば、ほとんどが日経新聞を読んでいると思っていいでしょうし、その情報の信頼性は抜群です。
ネットやSNSと新聞の大きな違いは、有料なのか、無料なのかということです。どちらの情報が信頼できるでしょうか、クオリティが高いのはどちらでしょうか。
最近は、新聞を読まない人が増えているのは事実です。ただし、周囲と同じことをしていては、同じような結果しか出せません。情報収集をする際も、視点を変えて人とは違う方法で行えば、他の人よりもワンランク上の結果が残せます。
たった1つのネタから
視点を広げてみる
私は新聞から、流行っている出来事やこれからのイベントなどをインプットします。例えば、最近は少子化の問題が頻繁に取り上げられています。あなたは、そこからどんなビジネスの芽を見つけられますか。
子どもの数が減っているのが問題なら「増やす」ことが大事ですよね。となると、婚活関連の会社などはこれから盛り上がるかもしれません。
私はPRが仕事ですので、どうすれば婚活関連のクライアント企業の認知度が高まるか、提案しに行くことができます。あなたの会社の業種に合わせて、いろんなやり方がありますよね。婚活会場の提案に行ってもいいですし、婚活メニューを考えてもいいでしょうし、あなたの会社がIT系であれば、婚活アプリで協業もできそうです。
生まれてきた子どもにお金を掛けるであろうという見立てで考えてみれば、ベビーシッターの会社や家事代行の会社なんかも、今後伸びるかもしれません。
テレビマン目線でいえば、情報番組の構成を考えるのであれば取材対象にもなりやすい。「子どもの日」に合わせて、少子化を絡めて塾を取材するとか、1つのネタからいくらでも広げられます。