自信を持って語れる人になるために

では、どうすれば自信を持って自分の言葉で語れるようになるのでしょうか。ベタですが、何を聞かれてもいいと思うくらい徹底的に深掘りすることに尽きると考えています。

たとえば、就活生なら以下のように志望動機や志望する企業を研究することができます。

1. 経験を振り返る
過去のアルバイトやサークルを「楽しかった」「大変だった」で終わらせず、「なぜ大事だったのか」を自分に問い直す。できれば自分の日常の行動を洗い出し、他の人がしてないのに自分がしている行動はなにかを見つける。それをガクチカ(学生時代に頑張ったこと)にしてみる。
2. 企業研究を“自分ごと”にする
単に「有名だから」「安定しているから」と言うのではなく、「この会社の□□は、自分の△△の経験とつながっている」と考えてみる。
3. 「なぜ?」を問い続ける
「なぜその経験が自分にとって大切なのか」「なぜこの会社でなければいけないのか」「この会社のなにに興味を惹かれたのか」など、理由を何度も問い直す。

自分に自信を持つ

就活で合否を分けるのは、立派な経歴でも模範解答でもありません。
その人が自信を持って自分の言葉で語れているかどうか」。
私はこれこそが、内定を一瞬で決める最大のポイントだと考えています。

拙著『脇役さんの就活攻略書』では、この「自分の言葉で語れる力」を身につけるための具体的な方法をまとめています。「ガクチカなし」「将来やりたいことがわからない」という学生でも、自分の経験を掘り下げて言葉に変えることができます。

就活は華やかな経歴や学歴がなくても勝負できる世界です。最後に勝敗を分けるのは、自信のついたあなたが自分の言葉で語れるかどうかです。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです