いいリーダーか、ダメなリーダーかは「何を大切にしているか」を見れば一目瞭然だ。
ペプシコーラ、ケンタッキーフライドチキン、ピザハットを次々と再生し、「フォーチュン」や「ハーバード・ビジネス・レビュー」が選ぶ世界トップリーダーである伝説のCEOデヴィッド・ノヴァクが、成功者100人から得た知見を『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、「成功し続ける人になる秘訣」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

利益や競争ばかりを優先していないか?
毎年の利益や競合とのシェア争い――。
数字や成果ばかりを追うあまり、最も大切な「人」が後回しにされてはいませんか?
会議では売上やコストの話ばかりでメンバーへの感謝や気遣いの言葉は、いつの間にか消えてしまっている。
これでは、チームの力は長続きしません。
当たり前のことが、いちばん難しい
「人間第一」という言葉は、よく聞くアドバイスです。
しかし、多くのリーダーが本当に行動で示せているでしょうか。
ピーター・センゲは、
自己成長を極めた人は「他者や生命そのものとつながっていると感じている」
と語ります。
絶えず学び、他者への好奇心を持ち続けるからこそ、共感や思いやり、他者の視点を持てるのです。
本当に大切なものとは?
NBAの元選手であり、後に飲食業界で成功したジュニア・ブリッジマンはこう言います。
「大切なのはいつも人なんだ」
彼は業績不振の店舗を立て直すとき、まず従業員を大切にすることから始めました。
「人間第一」に行動した結果、店舗は力を取り戻し、成功を重ねていったのです。
結局、会社を動かすのは「人」
優れたリーダーは、順序を間違えません。
まずチームを支える。
次に、顧客を満足させる方法を学ぶ。
最後に、利益は自然とついてくる。
この当たり前を徹底できるかどうかが、リーダーの真価を分けるのです。
(この記事は『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』をもとに、一部抜粋・編集し作成しました。)