ペプシコーラ、ケンタッキーフライドチキン、ピザハットを次々と再生し、「フォーチュン」や「ハーバード・ビジネス・レビュー」が選ぶ世界トップリーダーである伝説のCEOデヴィッド・ノヴァクが、成功者100人から得た知見を『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、「成功し続ける人になる秘訣」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「コンサルにカモにされる人」の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

複雑にするほど迷いが増える

健康法の本、自己啓発セミナー、忙しい日常の中では続かない習慣――。
私たちは気づかないうちに「複雑なもの」に振り回され、余計なお金や時間を払ってしまいます。

問題は「シンプルに定義できないこと」

著者はこう語ります。

「大勢のCEOが、事業や課題をシンプルな言葉に落とし込めなかったために、コンサルタントに何百万ドルも払う様子を見てきた」

これは大企業だけの話ではありません。
個人の生活でも同じです。
「何が必要か」「何をやめればいいか」を言葉にできなければ、迷い続け、不安が膨らみ、時間もお金も失われていきます。

「アヒルとヤギ」の発想で考える

著者が使うのは「アヒルとヤギのように考える」という方法。
児童書に出てくるかわいい動物のように、複雑なこともシンプルで覚えやすく置き換えるのです。

「子どもの本が人の心をつかみ、記憶に残り、複雑なアイデアをわかりやすくしてくれるのを、私は忘れられなかった」

子どもの本が心に残るのは、誰にでもわかる言葉で表現されているからです。
大人の生活でも同じで、複雑さを削ぎ落としたシンプルな表現こそ行動を生み出します

迷ったときは「一文で言えるか」試してみる

何かに迷ったら、それを一文で説明できるかどうかを試してみましょう。
できなければ、それはまだ複雑すぎる証拠です。

複雑さを削ぎ落とせば、不安も迷いも消え、進むべき道が見えてきます。
それは、誰にでもできるシンプルな力なのです。

(この記事は『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』をもとに、一部抜粋・編集し作成しました。)