未来の成長を
資産に変えるチャンス

投資家にとって、スタートアップへの投資は、未来の「GAFAM」を発掘する冒険のようなものです。確かにリスクはありますが、その事業が世に認められ、IPO(新規株式公開)やM&A(合併・買収)に至った場合、投じた資金が何十倍、何百倍にもなって返ってくる可能性があります。

これは、すでに成熟した大企業への投資では得られない、スタートアップ投資ならではの醍醐味と言えるでしょう。

近年では、株式投資型クラウドファンディングなどの仕組みも整い、個人でも数万円といった少額から、未来のユニコーン企業候補の株主になれる道が開かれています。

社会を動かす「当事者」になる喜び

スタートアップ投資の魅力は、金銭的なリターンだけではありません。あなたが投じた資金は、新しい技術やサービスを生み出すための燃料となり、社会が抱える課題を解決したり、人々の生活を豊かにしたりする原動力となります。

自分が共感したビジョンを掲げる起業家を「応援」し、その成長を間近で見守る喜びは、何物にも代えがたい経験です。単なる資産運用を超え、未来を創るプロセスに「当事者」として参加する。それこそが、投資家がスタートアップに投資するもう一つの大きな価値といえます。

※本稿は『最後に勝つ投資術【実践バイブル】 ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。