「あの大事な紙、どこいった?」のイライラに終止符をうち、お金、時間、人生をコントロールしよう! 10万人を救った紙片づけメソッドの図解版『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』(石阪京子著)が発売に。「必要な紙が5秒で見つかる」画期的な片づけ術が、図解で直感的に分かり、紙を減らすスマホ活用術も超絶丁寧に解説。本連載では本書から、抜粋・編集してメソッドを紹介していきます。

【紙片づけ】お得な「クーポン」のついているDMやチラシ、すぐ捨てる? 取っておく?Photo: Adobe Stock

即捨てる! 「一見して不要」な紙とはどんな紙?

 石阪メソッドでは入ってくる紙を4つに分けて処理します。まず1番目の「一見して不要な紙は即捨てる」について。

 ここでいう「一見して不要な紙」というのは、チラシやDMなどです。

 私の場合は、封筒を見た瞬間に、今の私に必要ないと思えば、封も開けずにそのまま捨てます。住所が載った部分も破ることなくゴミ箱に直行です(個人情報が気になる方もいらっしゃると思いますが、住所はすでにもれていますし、誰かに見られても大した情報ではないので気にしません)。興味がないのに、わざわざ開封したり破ったりするのは、時間と労力がもったいないと感じるからです。

 もちろん、すぐに捨てるということに抵抗がある方は多いと思います。だけど、たとえば、引っ越す予定がないのに引っ越しセンターのチラシが届いたら、「これはいらない」と思いますよね。あるいは、以前お取り寄せしたけれど、あまり好みではなかったお菓子メーカーからDMが届いた場合も「いらない」と判断できるのではないでしょうか。

 ところが、もしもお菓子メーカーのDMに、10%オフクーポンがついていたらどうでしょう。「もしかしたら、いるかも」「手土産を持っていくときに使えるかも」などと感じて、「一応、置いておこう」となってしまうのではないでしょうか。

 そのお気持ちはよくわかります。お得そうな紙って、捨てるのに勇気がいりますよね。だけど、せっかく紙をとっておいても、いざ本当に手土産が必要になったら結局ネットで調べたり、お気に入りの店で買ったりしませんか? その紙をわざわざ探し出して注文するでしょうか?

「お得な情報は郵便物では来ない」と知る

 大前提として、お得な情報が郵便物で来ることはほとんどありません。お金を出して企業が送ってくるということは、それをすることで利益が見込める、つまり、企業にとってお得だからです。

 そう考えると、「一見、お得そうな紙」をわざわざとっておく必要はありません。

 今は、スマホで検索をすればなんでもわかる時代なので、お得な情報は、必要なときに自分でスマホで調べることができます。ですから、興味がないのにわざわざ読んだり、一応とっておくことでスペースを奪われたりするのは、非常にもったいないと思います。

*本記事は、『見るだけでわかる! 図解 紙片づけ』より、抜粋・編集して作成しております。