手伝ったのに店長はブチギレ
もう、我慢ならない……!

すると別のバイトさんが通りかかり「お肉は5枚ですよ」と言われました。「えっ、6枚って聞きましたけど?」「5枚! 多いと店長に怒られます!」と言われ、規定量は5枚であることが判明。1枚、減らして提供をしました。マジでいろいろ混乱気味のこの現場、誰の言うことを信じていいのかわかりません。
そのほかのメニューについても同僚の皆さんに確認しながら、見よう見まねで作っていきます。しかし、途中で現場を通りかかった店長。
「なんだ、これ? 誰がこれをやれって言った!?」
案の定、またダメ出しが始まりました。
「この箱は焼きそば用! おつまみ用はひとまわり小さいやつ! 違う箱はダメ! この球団の絵柄の箱、1個○円するんだぞ? 無駄にするな! あとこの小さな肉は1枚じゃなくて2枚で1枚分! クレームになったらどうするんだ!?」と超キレています。
忙しそうなのをフォローするために手伝っていたのに、これだけキレられると自主的になにかやろうなんて気は一切、起きなくなりますよね……。球場バイトは数多くやりましたが、箱が1個いくらだとか、そんなケチくさい話をされたのも今回がはじめてです。
いい加減、ムカついたので「そんなの初耳です。そもそも1枚の標準の大きさなんて一切習っていません。じゃあ、どれが基準なんですか? ちゃんと教えてください!」と反射的に言い返してしまいました。
店長、どうやらここで僕の調理作業に見切りをつけたみたい。
「もういいや。あんた、下に行って提供作業やって」と言われ、キッチンカーを降りてレジのところへ向かい、提供作業を開始したのでした。