手伝ったのに店長はブチギレ
もう、我慢ならない……!

写真:屋台,焼きそば写真はイメージです Photo:PIXTA

 すると別のバイトさんが通りかかり「お肉は5枚ですよ」と言われました。「えっ、6枚って聞きましたけど?」「5枚! 多いと店長に怒られます!」と言われ、規定量は5枚であることが判明。1枚、減らして提供をしました。マジでいろいろ混乱気味のこの現場、誰の言うことを信じていいのかわかりません。

 そのほかのメニューについても同僚の皆さんに確認しながら、見よう見まねで作っていきます。しかし、途中で現場を通りかかった店長。

「なんだ、これ? 誰がこれをやれって言った!?」

 案の定、またダメ出しが始まりました。

「この箱は焼きそば用! おつまみ用はひとまわり小さいやつ! 違う箱はダメ! この球団の絵柄の箱、1個○円するんだぞ? 無駄にするな! あとこの小さな肉は1枚じゃなくて2枚で1枚分! クレームになったらどうするんだ!?」と超キレています。

 忙しそうなのをフォローするために手伝っていたのに、これだけキレられると自主的になにかやろうなんて気は一切、起きなくなりますよね……。球場バイトは数多くやりましたが、箱が1個いくらだとか、そんなケチくさい話をされたのも今回がはじめてです。

 いい加減、ムカついたので「そんなの初耳です。そもそも1枚の標準の大きさなんて一切習っていません。じゃあ、どれが基準なんですか? ちゃんと教えてください!」と反射的に言い返してしまいました。

 店長、どうやらここで僕の調理作業に見切りをつけたみたい。

「もういいや。あんた、下に行って提供作業やって」と言われ、キッチンカーを降りてレジのところへ向かい、提供作業を開始したのでした。

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