ポイント3:静粛性
走行中、クルマの中にはエンジン音や風切音、ロードノイズなどさまざまな音が入ってきます。今のクルマは遮音対策がかなり行われていますが、それでも走行時の音は気になるもの。この音が邪魔になり、車内での会話に影響が出ることもあります。
ミニバンだと1列目席と3列目席はかなりの距離がありますし、SUVでも大型車は1列目と2列目がかなり離れています。
特に家族で使う場合は、走行中の会話に支障がないか、できれば試乗して確認しておきたいですね。
ポイント4:燃費・電費以外の維持費(高速道路、洗車)
大型車は車両価格だけでなく、税金などが高くなるし、燃料代もかかります。ただこのあたりは購入を検討する際に把握している人が多いはず。実際にクルマを購入して長年乗っていくと、意外な費用が一般的なクルマより高くて驚くことがあります。
たとえば大型のピックアップトラックやワイドボディのワンボックス車は、1ナンバー登録になるケースがあります。1ナンバー車は普通車より高速道路の料金が2割ほど高くなるので、ひんぱんに遠出する人だと、案外財布へのダメージが大きかったりするんですよね。

洗車も、大型車は自分で洗うのはかなり大変です。ガソリンスタンドでお願いする人は多いと思います。今回、ID.Buzzを返却する際にガソリンスタンド(GS)で手洗い洗車と車内清掃をお願いしたら、なんと1万300円もかかってしまいました。
新しいクルマなのでまだGSの人も細かい情報を知らず、車検証でサイズを確認した上で「かなり高くなりますが……」と。都心のGSで、手洗い+車内清掃となれば高くなるのは仕方ないのですが、値段を言われた時はさすがにビックリしました。
とはいえ、洗車の値段はGSによって大きく変わります。近いうちに本コーナーで紹介するクルマを返却する際は、ドライブスルー洗車を利用したこともあり600円で済みました。大きなクルマを選ぶ際は事前に維持費を安く抑えられる方法を検討しておくことをおすすめします。
(AD高橋)